駅弁:おばちゃんが手でぎゅっぎゅとした豆ごはん

DSC_0432「同じ列車に添乗しているあの駅員に野菜だけのごはんを調達するように頼んでおいたから。あの駅員はあんたが降りる最後の駅まで乗ってるから、野菜の昼ごはんも、身の安全も、保障されたようなものだ。」

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到着した。トレッキングスタート地点の、数日前まで滞在していた町。いっそのこと、ここKalawで電車の旅の幕を閉じてしまおうか。もう十分景色を楽しんだではないか。あそこのカレーとか、あそこの屋台のヌードルとか、あそこの屋台のスイーツがおいしいのだよな。ガイドのYe Linはいるかな。Markは今日もサワードウのパンを焼いているだろうか。いつも閑散としているように見えたKalawの駅は物売りや電車を待つ人で賑わっていた。わたしは、わたしの野菜ごはんを買ってきてくれるおじちゃんを電車の中から目で追っていた。どうも買う様子がないから電車を降りて、おじちゃんに食べるジェスチャーをして訴えた。が、どうも肉が入ったごはんしかないようだ。

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がっかりしていたら、屋台のおばちゃんが何か言い、白いプラスチックの容器にごはんを盛り、薄暗い家のなかへ入り、取ってきた豆のおかずを容器に入れて手でぎゅっぎゅっと混ぜた。容器の蓋を閉めて輪ゴムで閉じビニール袋に入れて渡してくれた。50円を払い、電車の中へ戻ってプラスチックの小さなスプーンで口に運ぶ。もしかしたらお腹がくだるかもな、と直感的に思ったけれど、わたしはお腹がくだってもいいと思った。

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ごはんはあっという間にたいらげられた。おいしかった、おばちゃんの親切な豆ごはん。わたしが勢いよくがっついているのを窓の外から見た駅員のおじちゃんは笑顔で嬉しそうだった。


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